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がんばれ宮崎

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この花さくや姫は、国つ神で、山の神の、大山祇(おおやまつみ)の娘です。
天つ神(あまつかみ)のニニギと結婚し、火の中で三人の子供を産みます。

この花さくや姫は、古事記では木花佐久夜毘売、
日本書紀では、木花(之)開耶姫と表記してます。

この花さくや姫は、山の神の娘なので、
富士山の守り神として、富士山本宮浅間(せんげん)大社に祀られています。
第11代垂仁天皇の時、富士山大噴火を鎮めるために祀られたとされています。

宮崎では、神話の舞台にちなんで、西都市の都萬(つま)神社と、
青島近くの木花台(きばなだい)の木花(きばな)神社に、祀られています。
それで、巨人軍キャンプの雨天練習場(白いト゜ーム)は、
「コノハナドーム」と命名されました。

この花さくや姫は、酒の神でもあります。
これは、日本書紀の中の異伝(第九段第三の異伝)に、
「狭名田(さなだ)の稲で酒を造ってお供えす」という話があるからです。
都萬(つま)神社では、これに尾ひれがついて、
この花さくや姫が、お乳の代わりに、
甘酒で子育てしたという話が、付け加わっています。

平成21年6月に、歌手の三上範子さんが、
「この花さくや姫」という歌をリリースしました。
癒しの歌であり、宮崎のご当地ソングでもあります。

[P.41/73]