みやんこんじょ便り
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がんばれ宮崎

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2010.5.3
年末年始と、このゴールデンウィークの都内のというか自分の行動範囲の中の道路の空き空き(スキスキ)はたまらなく好きです。このG.Wの営業が、最終日の5日を除いて結構予約で埋まっています。金曜・土曜の賑わいが続いている感じです。これに対し、受け入れ側スタッフが、平日シフトで目が回る忙しさとなり、入れ替え寸前で料理や飲み物が出てきてお叱りを受けたりもしました。

この休みが終わると、盆休みの季節までラッシュラッシュが、道路や交通機関で起きます。そう、本題に入りましょう。『みやこんじょ』に月3回は来てくれる21歳の元気な女の子がいます。誰とでも話を楽しそうにしてくれるので、場が盛り上がって助かります。その子がいつものようにやってきて、「今日、痴漢にあった」とあっけらかんに話し出しました。

お尻を触ってきた20代男性に、触りましたよね、一緒に降りましょうといって駅員から警察へと話が進みます。改札の向こうには、一緒に『みやこんじょ』に行くはずの女友達が待っています。事情を話して警察署へ。これから調書を取ると3時間ぐらいかかりますけどいいですか?と聞かれた彼女は、だったらいいです、と訴えを取り下げました。だってぇ、夜11時頃開放されても『みやこんじょ』は終わりやわぁ、と。

問題なのは、連行された男性は、なんの抵抗もせずにあっさりと警察へ行くことを応じ、彼女の動きを察していたかのように、へらへらと開放されたことです。いつものことながらお客さんに組織犯罪対策の刑事さんがいたので、ことの成り行きを話すと、なんでちゃんと訴えないの!と王道のお答えでした。こんなおいしい話は、ひとりふたりで聞くのはもったいないので、いつの間にかそのテーブルは彼女を中心に、刑事さんをサブにいっぱいになっていました。

そんな中、別々のお客さん二人が口々にテレビで観たんだけど・・・と前置きしてこう話し出しました。もし、自分が痴漢をやっていなくて、「このひと痴漢です!」と言われたら、その場から逃げるんだそうです。逃げる! 身の潔白を証明しようとして警察なんかに行ったら大変なことになる、時間がものすごくかかる、もしくは冤罪を覚悟する、と。

そう考えるとすると、抵抗なしに警察に一緒に行った彼は、「へらへらと開放された」どころか、なんで僕を捕まえてくれないの!と悔やんでいたかも。彼のサインは届かず、また罪を犯してしまう・・・。

[P.65/219]