航宙日誌
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がんばれ宮崎

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韓国から帰ってきて1週間経過する。今回の出張は、宮崎経済同友会の少壮会員(宮崎だと55歳以下)交流委員会と鹿児島、熊本の同様の会の三県合同の視察旅行であったが、北朝鮮の延坪島攻撃があり、経済同友会という旅行は中止となった。

既に各種視察プログラムが組んであり、それなりにいろいろな人の手を煩わせていたので、有志が参加ということになり、熊本2名、宮崎2名がの4名が参加。

宮崎空港ではインチョン空港乗り換えの修学旅行生と思われる団体がたくさん。予想に反して満席の便であった。修学旅行生とご婦人方が多い。ご婦人方は親娘のような組み合わせ、若い女性同士が多いように見受けた。数名に聞いてみたが、北朝鮮の攻撃についての不安は口に出されていたが、楽観的な意見が多かった。

インチョン空港に到着後、荷物を取り、両替を済ませる。5万ウオンを両替して、64万ウオンくらい。10年前くらいだと5万ウオンが50万ウオンだったとすると、30%くらい違う。買い物に来る日本人が多いのもわかる。

今回のツアーは熊本が幹事だったこともあり、熊本には縁の深いHISに依頼していた。ここの現地ガイドが迎えに来てくれていて、別途福岡経由で来ていた熊本組とも合流。HISのチャーターしたワゴンでソウル市内に向かう。

最初の目的地はレミアンギャラリーというところで、こちらはサムスン建設の展開するマンションブランド「レミアン」のショールームとなっている。レミアンは韓国で一番の売れ筋らしく、しかも億ションが中心らしい。ソウル市内は、週末のせいかとても混んでいて予想以上に時間がかかったが、なんとか大幅に遅れることなく現地に到着。

レミアン入り口
レミアンギャラリーは市民ホールのような雰囲気で、受付に美人の係員が数名待機。すぐに案内が始まった。最初にリビングのようなところに案内された。日本の部屋そのもののショールームではなく、テーマ(リビングとかキッチンとか)ごとにスペースが設けられており、美術館のようだ。

自然の素材を多く取り入れ、木、紙、植物、織物を上手に採用している。リビングは高級な総皮のソファーがあり、そこに座ると係員が説明をはじめる。大きな液晶テレビが壁掛けとなっており、そこでテレビを見れるのはもちろんだが、すぐ横に20インチほどの液晶パネルがあり、それが操作盤になっていた。


大型テレビと同じ画面が表示されていて、たとえば部屋のレイアウトが映っている状態で、天井のライトを画面上で触ると光量調整やオンオフができる。技術的には目新しさがないのだが便利だと思わせる機能である。


バスルームはお風呂の横に足湯の浴槽がある。韓国では座って風呂に入る(シャワーも)らしく、このような設備がうけるのだそうだ。洗面台に向かって立つと、足元に体重と体脂肪計が埋め込まれ、体重や体脂肪率などが鏡面に表示される。歯ブラシが血圧計のようで、脈拍や血圧も表示された。


キッチンは大きなテーブルカウンタになった調理場にモニターがポップアップするようになっている。これにレシピ表示とかインターフォン機能とかを持たせ、台所の奥様に有用な情報が見れるようになっている。



冷蔵庫の横には大きな画面(デジタルサイネージと言ってもよいくらい)がはめ込まれ、ここで天気やニュースなどの情報も見れ、さきほどと同様にインターフォン代わりや各部屋のモニタ映像が見えるようになっている。家族の健康状態もさきほどのバスルームの情報が表示される。冷蔵庫の中身も把握され、おすすめの、体調にあったレシピが表示される。


洗濯などユーティリティゾーンは全体が目隠し出来るロッカータイプで、特に目を引いたのがワードローブ型の衣類乾燥機。同行者もありそうでないよね、と感激。


ベッドルームは大きなダブルベッドで、ナチュラルな素材がまわりを囲むような部屋。ベッドから降り立つとライティングが作動するなど仕掛けも多い。


環境ゾーンでは、生活排水を中水化し、それを地下にためて上から日光を当てることにより温水化、その熱を活用するというもの。風力発電機を一棟に1セット取りつけ、公共スペースの電力とするなど配慮がされている。


公共スペースも演出が多く、人工的な映像による庭園スペースや、水を活用したいこいのスペースなど幅広い。飽きは来ないのかなと心配になる。ランニング経費も。


レミアンギャラリーを出たのは18:00を回り、既にあたりは暗くなっていた。

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