神話
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がんばれ宮崎

みやざきWEBチャンネル TOP 神話神話のストーリー

八俣大蛇は、神話の中でも、有名な話の一つです。
舞台は、出雲(いずも)。今の島根県です。
高天原(たかまのはら)で、乱暴者だったスサノヲは、
追放されて、出雲に下ってきて、ここでヤマタのオロチを、
退治して、出雲の英雄となるのです。

スサノヲが、斐伊川(ひいがわ)の上流へ来ると、
親子が泣いていました。訳を尋ねると、
「私たちには、八人の娘がおりましたが、
毎年一人ずつ、ヤマタのオロチに食われ、
ここにいるのか゜、最後の一人で、
櫛名田比売(くしなだひめ)と申します。
この子が今年食われるので、こうして泣いているのです。」

これを聞いたスサノヲが、「私が退治してやろう」と言い、
オロチに、強い酒を飲ますという、策略で酔わせ、
眠り込んだ隙に、オロチを切り殺して退治しました。

この時、尾を切った時に、尾の中から、
草薙(くさなぎ)の大刀(たち)と言う名刀を見つけ、
アマテラスに献上します。
これが、三種の神器(じんき)の一つとなります。
三種の神器とは、刀、鏡、そして勾玉(まがたま)です。
この内の刀が、草薙の剣(つるぎ)のことです。

出雲地方の神楽(かぐら)では、「ヤマタのオロチ」の演目が、
最も有名です。

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