天岩戸へ、隠れてしまった、太陽の神、アマテラスを、
何とか、もう一度、岩戸の外へ、連れ出すために、
八百万(やおよろず)の神たちが、色々段取りし、
最後に、踊りで、アマテラスの、気を惹いたのが、
アメノウズメと言う名の、女神です。
従って、アメノウズメは、舞踏の神様です。
神楽の元祖です。
(余談ですが、神楽とは、文字通り、神を楽しませるための舞です。)
今では、範囲を拡げ、芸能の神様です。
更に言うと、ストリッパーの元祖です。
アメノウズメは、この天岩戸の場面の他、もう一ヶ所、登場します。
それは、天孫降臨の場面です。
ニニギの一行が、降臨する時、道を塞いでいた、
雲つくような大男、天狗の顔をした、サルタヒコに対し、
気後れする事無く、堂々と渡り合った神、それが、アメノウズメです。
この縁で、アメノウズメは、猿女(さるめ)の君の祖神となり、
猿女君一族は、後に、宮廷の芸能行事を担当する氏族となりました。