2009.7.27
宮崎が生んだ歌人・若山牧水。旅とお酒を愛する歌人ともいわれています。岡山県新見市哲西町で詠まれたという「幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく」・・・千葉県根本海岸での「白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」・・・古里、宮崎県東郷町では「ふるさとの尾鈴の山のかなしさよ秋もかすみのたなびきており」・・・ここまではなんとか知ってはいますが・・・。
今日から土曜日までの午後から6日間、日本近代文学館主催・夏の文学教室が有楽町よみうりホールで始まりました。今年のテーマは、「旅のかたち、旅する心」。久しぶりの聴講です。今日のスタートは、歌人・佐々木幸綱さんの「牧水の旅」。今日のWEEKLYは何で行こうかな??と思っていたところに宮崎の歌人:若山牧水ときましたよ。もう掴みはOK!
2時間めは、詩人のアーサー・ビナードさん。デトロイトの大学卒業が確定した時点で卒業式には出ないで日本に。池袋行きのリムジンバスに乗って隣のおばさまと日本語がわからないまんまひとことふたこと。10日後には高校生の息子さんの英語の家庭教師に。そのおばさまが保証人になってのアパート住まいを果たす。今では、日本語で会場を沸かしていました。我が長男坊は、アメリカ・メリーランドの寿司バーで働き出して5ヶ月。彼もああやって、アメリカ人を笑わす日がくるのでしょうか。
3時間めは作家・椎名 誠さん。さすが、うまい!川が多い日本、水が豊富な日本。それを当たり前と思っているから川を汚す。な〜んて、まじめな話を豊富な外国の旅での経験を引き合いに会場を波立たせながら、あっという間に1時間が過ぎました。こちらもお子さんがニューヨークとサンフランシスコに住んでいらっしゃるとか。
今朝、家を出る時に、次男坊に旅行案内の新聞を開いて「香港・マカオ・」か「タイ・アユタヤ」を検索しといて! と言い残していたのでした。自分の旅も秋には決まりそう・・・とほくそえんでいたら、その作戦を聞いていたMY HONEYが、「私が行かない分の旅費は置いてってね」ですと。OUR RULE。