最近ブログの更新が少ないね、と言われる。自分自身そう思っている。原因はなにか。忙しいというのもある。遅めの夕飯を食べるとビールのせいもあって眠くなってしまう。翌朝、早く目が覚めるが、仕事が中心となり、ブログまで時間が回らない。以前だと夕飯の後に焼酎をなめながら書いていることが多かった。
もっと大きな理由がある。twitterである。多くのtwitter愛好者がブログを書かなくなった、と同じことを言っている。なぜ、そうなるのか。ブログも一種のつぶやきなのだが、twitterは140文字以内という制約が実は魅力でもある。短文ブログとも訳されるが、そのとおりで自分の心情をさらった公開できる。しかもリアルタイム性が強い。
例えになるかどうかだが、小説を書くのと短歌を書くのとの違いだろうか。
もちろん、短歌同様、短い文章での表現は難しいものがある。まあ、それも魅力に感じている人は多い。短文でどう表現するか。140文字ぴったしで書き込むのが快感というひともいる。
このtwitter、実は馬鹿にしていた。いずれ終わるよ、なんてうそぶいていた。SNSも以前のような勢いはなくなった。最初はよいと思っていたSNSというネット社会も人が多くなると幣害や飽きも出てきてしまう。3月に友人の美女二人から勧められ、ついつい始めてしまった。最初はトライアル、どんなものかを知るために始めたようなものだが、この美女たちの人脈とも絡み始め、次第にあれ?と思うようになった。このリアルタイム感、伝播性の強さに驚いた。
そして、口蹄疫の発生。口蹄疫の被害に遭われた農家やその関連の方々、友人でもある尾崎牧場尾崎さんなどが現場の情報をどんどんツイートしてくる。マスコミ報道と現場の状況が違うというのにもtwitterで気づいた。twitter上では、日に日に感染が広まり、悲痛な叫びとも言えるツイートがどんどん増えている状況だった。しかし、その間も政府関係者のツイートはのんきなものだったし、首相や関係大臣のブログやtwitterも同じだった。極めつけは、ゴールデンウイーク中に外遊していた赤松大臣の来県。twitterとUstreamにより宮崎県庁前から一般人の中継がなされていた。結果、大臣は何を怖れたのか、裏口から県庁に入った。この頃から自分も口蹄疫問題、だまっていられなくなった。大臣の外遊中の行動や帰国直後の発言なども紹介される。連休前5000頭くらいの殺処分対象が、連休明けには10倍になっていた。多くの農家や関係者のつぶやきというよりも叫びが刻々と発せられていたのにだ。
5月20日だったと思うが、がんばろう神戸というワッペンを当時のオリックスなどが着けていたのを思い出し、宮崎がんばろうという意思表示ができるものをなにか作れないかと思いついた。できればそれを購入すると募金になるようなものはどうかと。そういう趣旨をツイートしたら数名からすぐに賛同された。正直、初めてこのようなリツイートを受けたのだ。ということは、この企画は評価されていると判断した。
早速、実現に向けて動いた。すぐにできるもの、送付しやすいもの、コストが安いもの(募金額を増やすため)といろいろと調べたら、缶バッジがよさそうだった。そしてバッジをデザインするデザイナー、ネット販売してくれるサイト運営会社と知人の中からあたり、21日に集まった。デザインもほぼ固まり、22日にはバッジ製造会社に版下画像を送付し、23日にはサンプルが完成、24日には手もとに届いた。ネット販売ついてはシステムの改良が必要だったたが、1週間後の31日には販売を開始できた。
そしてプロモーションもほとんどtwitterである。多くのフォロワーの方々やさらにそれを見た方の「拡散」により
リツイートにより、情報がかなり広がったものと思われる。1カ月で1,000本販売できたのも自分たちでも驚きであった。結局4カ月間で5,000本の販売につながった。第一弾として宮崎県弁護士会が作る基金に200万円、第二弾として宮崎県の共同募金に200万円の計400万円を寄付することができた。
twitterは上手に活用すればかなりの可能性を秘めている。
といいつつブログも一所懸命やろう。twitterを言い訳にはすまいと考えているが、、、。