先週来、火山の噴火という、ほとんどの県民が初めてに近い経験をしている。直接的な火砕流等の被害はないようだが、降灰というものに悩まされている。特に風向きの関係で高原(たかはる)、都城、日南がひどく、生活や産業にも大きく響いている。
自然のなせる業であり、どうしようもないことが、余計に人々の気持ちを暗くさせているところもあるだろう。
新燃岳の周りには温泉地でたくさんのホテル、旅館、別荘がある。今のところ休業しているところはないと聞いているが、キャンセルは入っているようだ。宮崎市内のホテルでもキャンセルは出ているという。報道が悪いとは言わないが、それを見て県内全域がそうなっていると思われているのは否めない。
今朝の新聞では、江戸時代に噴火した際と同じくらいの規模ではないかとの推察も出ていた。こうなるとたいへんだ。当時は約1年間続いたらしい。
終息が早く到来することをひたすら祈りたい。
新燃岳のライブ映像 宮崎日日新聞社