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みやざきWEBチャンネル TOP 宮崎の企業宮崎マンゴー 日高健太さん

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今回は宮崎県西都市(宮崎市内より北部の方へ車で45分)で宮崎マンゴーを作っている日高健太さんをご紹介します。

今もっとも人気の宮崎マンゴー。マンゴーは一体どのように作られているのでしょうか。早速、日高さんにお話を伺ってみました。

最初にマンゴーを作られた方どなたでしょうか?

日高健太さん(以下、日高):今から23年前、亡き父と近所の方6人の計7人でマンゴー作りを始めたと聞いています。

きっかけなどを教えてください。

日高:もともと農業をしていた父が、他に何か新しいものはないかと沖縄へ研修に行った時に、マンゴーを見つけたそうです。実際食べてみたところ「これはいける!」と思い、それを宮崎に持ち帰ってから現在にいたります。

作られているマンゴーの種類、サイズを教えてください。


日高:アーウィンマンゴーです。俗称はアップルマンゴーです。
サイズは平均して300g〜400gです。


マンゴーが出来るまでを簡単に教えてください。


日高:7月に新芽が出て、12月に花が咲き、満開の状態が1ヶ月ほど続きます。そのあと3ヶ月〜4ヶ月ほどで、300〜400gの実がなります。






えっ、12月に花が咲くんですか?

日高:そうですね。普通は「花」は春先に咲くものですが、マンゴーは冬です。

マンゴーができるまで、一番苦労することはなんですか?または、気をつけていること。


日高:やはり、まずは花を咲かせるということですね。花が咲かないと実が生りませんからね。普通に待っていても花は咲かないので、温度調整や肥料の分量などに気をつけていますね。高温にしたり、時にはハウス内に冷たい風を入れ寒さを与えたり、常温を保ったりと、こちらからマンゴーに四季を与えてあげるのです。そうすることによって、春先ではなく冬(12月)にりっぱな花を咲かせることができるのです。
あとは、農薬ですね。農薬に関しては本当に気を遣います。当園では安全性を高めるため農薬はほとんど使っておりません。お客様に不安を与えてしまったら最後ですからね。農薬を使わずに、いかに良いマンゴーを作るかを常に考えています。


今は収穫時期で大変忙しいとお忙しいと思いますが、日高さんの一日を教えてください。


日高:朝6時に起床します。7時にはハウスに行って、ネットの中に落ちたマンゴーを収穫します。収穫後は自宅に戻り、仕分けし、出荷します。午後からは再びハウスに行き、収穫し、出荷の準備をします。これを一日3回ほど繰り返します。



収穫したマンゴーはすぐに出荷されるのですね。


日高:そうですね。大きい冷蔵庫で一度冷やして出荷するところもあると聞いていますが、私たちは採りたての新鮮なものをお客様のお届けしたいので、その日のうちに出荷します。

休みはあるんですか?

日高:マンゴーが落ちる時期は休みはないですね。収穫を5月(前半)と7月(後半)に分けていますので、5月と7月は休みはないですね。マンゴーは、いつ落ちるか予想がつかないので、収穫時期はなかなか気が抜けないですね。マンゴーの様子を常に意識して何度も何度もハウスに足を運びます。

九州は台風など多いですが、大丈夫ですか。

日高:うちのハウスは丈夫です。
2年前の大きな台風の時も、多少木が曲がりましたが、他に被害はありませんでした。

他で作られているマンゴーと違うところはどこですか。


日高:味、香りには自信があります。香りがないと、味も出せませんね。「まるごと甘味」が良いという方もいるし、少し酸味がある方が良いという方もいますが、当園のマンゴーは少し酸味があります。甘味もあって、酸味があるというのが売りですね。甘味酸味のバランスの良さを更に上手くだせるようにしたいですね。
ただ、各農園で味が違いますので、いろんな所のマンゴーを食べるのも良いと思いますよ。いろんなマンゴーを食べてみて、最終的に私たちのマンゴーが「一番おいしかった!」と言ってもらえるのが一番うれしいですね。


マンゴーのおいしい上手な食べ方を教えてください。


日高:魚を3枚におろすようにして平たい種を中心に3つに切り、両面を皿に盛ってスプーンですくって食べるか、又は切れ目を入れて角切りにし、スプーンでお召し上がりください。その他にジュースやシャーベットなどお好みによってお試し下さい。
  
盛り方はこちらです

  

こちらのマンゴーを購入する場合はどうしたらよいですか?

日高:電話、FAX、メールでお受けしています。直接こちらに来て頂いてもお受けしています。
 
どんな時にこの仕事をしていてよかったな思いますか?

日高:やはり、「味が良い」と言われた時ですね。また、同じお客様が何度も買ってくれたときですね。「買ってみようかな」という感覚で買ってもらえるのももちろんうれしいのですが、一度買ってくれた方が、2回3回と買ってくれたときは、本当にうれしいですね。
他には、マンゴーを通じて新しい人との出会いがあった時ですね。
実際、農家の方だけではなく、いろんな業種の方に出会いネットワークが広がっていってます。

今後はどのような方向にお進みになりますか?


日高:対お客様という関係でマンゴーを販売していきたいです。
市場を通すと、私もお客様の顔が見えませんし、お客様もどんな人が作っているのかは分かりませんよね。そうではなく、直接お互いの顔を見て、会話をしてマンゴーを販売したいと思ってます。そしてお客様の反応を肌で直接感じたいですね。今後はネット販売なども考えています。よりたくさんの方に私たちのマンゴーを食べてもらいたいですね。


今日は収穫時期のお忙しい中、ありがとうございました。


日高:こちらこそ、ありがとうございました。



問い合わせ先

宮崎マンゴー 日高健太
住所:西都市大字鹿野田11605
TEL:0985-43-4078
FAX:0985-43-4078
E−mail:dr_kenbouz@mx61.tiki.ne.jp