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がんばれ宮崎

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豊玉姫(とよたまひめ)と玉依姫(たまよりひめ)、
名前が似ているので、私達ガイドも、たまに、間違えます。

豊玉姫が姉で、玉依姫が妹です。

まず姉が、釣り針を探しにワタツミの宮を訪れた山幸彦と、
互いに一目惚れし、三年を過ごします。

山幸彦が青島に戻り、海幸彦に勝利した後、
豊玉姫は、鵜戸の浜辺で山幸彦の子供を産みます。

しかし、この時、元の姿の鮫(さめ)となって子供を
産んでいるのを、山幸彦に見られたため、海に帰ってしまいます。

それで姉に代わって、生まれた子供ウガヤの養育係として、
やってきたのが、豊玉姫の妹の玉依姫です。

大人になって、この玉依姫は、育てたウガヤと結婚し、
四人の男の子を産みます。
このうち、末っ子の四男ワカミケヌが、後の神武天皇です。

従って、玉依姫は、神武天皇の母、
豊玉姫は、祖母にあたる訳です。

祖母と母なのに、姉妹でもある、誠に神話は面白いです。

[P.45/73]