今日の日南学園の試合、見ました？久しぶりに、じっとしていられなくてテレビの前をあっち行ったりこっち行ったりするようなハラハラ感でした。

宮崎県代表の日南学園。春夏合わせて９回の甲子園出場を誇る言わずと知れた強豪ですが、今回は4年ぶりの出場ということで、ずいぶん久しぶりだなあという気がします。

今朝は第1試合だったので、目覚ましをかけてそのために起きました。
対戦相手は強豪ひしめく神奈川県代表の桐光学園。守りと機動力が持ち味という日南学園と似たタイプのチームです。
試合は終盤まで互いに一歩も譲らない好ゲームとなり、ついに延長戦へ。
10回、先攻の日南学園が相手ピッチャーに襲いかかり、一挙3点をあげます。このうち3点目は暴投だったため、完全に流れは日南へ。

普通ここで勝てると思いますよね！ところが！！！

その裏、なんと桐光学園は驚異の粘りで同点に追いついて来たのです！
「わー、嫌なムード。今度は相手ペースだ」と思ったのは私だけじゃないはず。ところが、今年の日南学園は違いました。2アウトまで追い込まれた後、バッターは4番中本。この試合あまり当たっていなかった主砲がレフトスタンドに意地の一発をたたき込みます。これで息を吹き返した日南学園はさらに3点を加え、桐光学園を９−６で下しました。

日南学園は私がUMKのスポーツキャスター時代、甲子園の常連校で、随分取材もさせてもらったものですが、今年のチームはバントやスクイズもばんばんやっているのにびっくりしました。以前は小川監督は「高校野球に犠牲はふさわしくない」とあまりバントなどは好まなかったのですが、今年のチームは違います。どんどん足を使ってかき回しています。それから「もうダメかも」と思ったときに折れない強い心。精神面でも鍛えられているようです。そして運を引寄せる力。やっぱり今年は「みやざきイヤー」なのでしょう。

勝ち進めば東国原知事も甲子園まで観戦に行かれるはず。
次の試合は17日（金）第3試合で静岡県代表の常葉菊川で対戦します。今年の春のセンバツ優勝校です。またまた強豪校との対戦です。大変な戦いになると思いますが、とにかく勝たなきゃ優勝は出来ません。悲願の宮崎初の全国制覇目指して、頑張れ！日南学園！