宮崎でチーズが作られているってご存じでしたか?
県内で唯一チーズを作っているのは、おいしいソフトクリームで有名な小林のダイワファームです。クリームチーズやリコッタなどのフレッシュなものから、熟成型のハードタイプのものまで、数種類が作られているそうです。
初めて宮崎のチーズに出会ったのが、私のとってもお気に入りのチーズバー「ル・フォワン」です。このお店にはワインはもちろん、世界のビールがたくさん揃えてあり、オリジナルのグラスやジョッキ(本場ヨーロッパでは銘柄ごとにオリジナルのものがあるんです)で飲ませてくれます。
このお店でいつもオーダーするのが「おすすめチーズの盛り合わせ」。世界中の珍しいチーズを少しずつ食べられるのですが、ある日、ブルーチーズやアレンジチーズに混ざって、宮崎のチーズがちょこんと添えられていました。「宮崎のチーズがあったんだ!」とすごく驚きました。
その後、ル・フォワンのマスター小川さんがダイワファームにチーズ作りの研修に行かれ、新たなチーズを仕入れて来られたと聞き、さっそくお邪魔しました。
写真奥がモッツァレラチーズ、左がカチョカバロ、右がクリームチーズです。モッツァレラとクリームチーズはさすがフレッシュなお味で、そのまま食べるとまるで牛乳かヨーグルトを味わっているみたいでした。塩分が少ないのでお酒のおつまみにはちょっと物足りないなと思っていると、小川さんがちょちょいのちょいってストロベリーソースをブレンダーで作ってくれました。それをかけて食べると、もうおしゃれなスイーツの出来上がりです!
さっぱりしているので、いくらでも食べられました。ケーキより断然おいしい!
もうひとつのカチョカバロ。名前も変わってますが、形も相当変わっています。全体的にはひょうたんのような形で、首のところにひもが結ばれていて、頭のところはまるで出べそみたい。なんだかとってもキュートです。
これはイタリアのチーズで、カマンベールチーズをひもで吊してしばらく水分を抜き、それをスモークして作るのだそうです。セミハードタイプのチーズで、まったくクセがなく、チーズが少し苦手な方でもイケルのではないでしょうか。
それにしても、宮崎で作られたチーズとは。新たな宮崎の味を発見して、嬉しくなりました。新たな分野に挑戦されているダイワファームさんにも感謝です。