先日、友だちの誕生会のご相伴にあずかって、
私の憧れの料理屋さん『季節料理かわの』の「尾崎牛尽くしコース」をいただきました。
尾崎牛とは、社長の尾崎さんが自分の名前のブランド名で売り出している最高級の牛肉です。
今や京都や東京の有名な料亭や、日本国内にとどまらず世界の一流のレストランでも供されるほどの人気です。
誕生会の主役の友だちは尾崎さんと親しいので、この日は尾崎さん自らがお祝いしてくださったのです。
夢のような尾崎牛尽くし、スターターは「尾崎牛の握り」から。
赤身とあぶりがありました。
赤身を口に入れると「赤身サイコー!グ〜ッ!」てな感じなんですが、
一方のあぶりを食べると「あれ?さっきは赤身の方がおいしいと思ったけど、あぶりに軍配か?」なんて思うんだけど、
次にまた赤身を食べると「ク〜ッ、やっぱり赤身かな〜」ときりがない。
結局どちらも甲乙つけがたしということに落ち着きました。
続いて登場したのはお造り。ただし、これはお肉ではなくお魚。
料理長が尾崎さんと勝負したとも言える入魂の一品で、
ひなまつりを意識して美しい盛りつけで、味だけでなく目でも楽しませていただきました。
その後は尾崎牛のオンパレード。
「尾崎牛の炭火焼き」は融点が低い良質な脂肪のうまみを最大限に引き出す絶妙な焼き加減で、歯でかみ切るときにサクッって感じの歯ごたえがあり、肉の甘みを堪能しました。
たいがいお腹いっぱいなのに、不思議とコースの最後まで味わい尽くせるのが尾崎牛の特徴です。
焼き物の後に「尾崎牛のパイ包み」がどどーんと登場。
パリパリサクサクのパイ皮を開くと、中から尾崎牛のシチューが出てきます。
柔らかく煮込んであり、素材でも充分イケてる尾崎牛にさらに手間を加えた、これまた絶品のお料理でした。
(実はさらに尾崎牛の出ししゃぶもあったんですが、
興奮しすぎて写真を撮るのを忘れてしまいました。
もち、完食!)
尾崎さんは何時間でも牛の事を話せる情熱家です。
「うちの牛が美味しいのは、牛にストレスがないから」と豪語する尾崎さんと、最高の素材をさらに素晴らしいものにしてくれる料理人の方。
一流の2人のすばらしいバトンタッチにより至福の時を味わわせていただきました。
尾崎さん、上原料理長、本当においしかったです!ごちそうさまでした!