先日、妹の家族と一緒に、ウナギの人気店、西都の『入船』に行きました。
お店のホームページによると、入船は明治27年創業、
なんと年間20万人のお客さんが来る人気店です。
何しろ2階建ての座敷とは別棟で「待合室」があり、自分たちの順番が来たらマイクで呼び出されるのです。
週末ともなると1時間待ちなんてザラです。
我が家でも入船は大好きで、県外からのお客さまの時とか、
誰かの誕生日とか、特別なときに車で40分かけて入船に出かけます。
入船のうなぎは皮がパリッと香ばしく、身は余計な脂がなく臭みもなく、
タレが甘くてとっても美味しい。
そして、ここの特徴は、汁物が肝吸いではなく
表面がふんわりと泡だった「呉汁」なんです。
これがまた美味しいんです!
一緒に行った甥の健太郎が「生きてるうなぎ見たことない」と言うので、お店の方に「うなぎが見られるいけすとかありませんか?」と聞くと
「う〜ん、タイミング良く天然物が入るといるんですけどね〜」との返事。
ほどなくして「いました、いました!裏に話を通しときましたのでどうぞ」と快く裏に案内してくださいました。
炭火焼きでうなぎが焼かれている厨房のすぐ横に、いました、天然物のうなぎが!
天然物のうなぎは、ほどよく脂を回すために1週間ほどえさを与えず生かしておくそうです。
思ったほどにょろにょろとは動いていませんでしたが、しばらく見ているとだんだん水が少なくなってくるにしたがって、にょろにょろが激しくなってきました!健太郎・さくらも大喜びの体験でした。
お客さんに厨房、すなわち「うら」を見せることが出来るのは、よっぽどの自信の表れでしょう。「さすが老舗!」とうならせるサービスでした。