今月22日、私の第2のふるさと日之影町に
TR高千穂鉄道跡地を利用した「ひのかげTR列車の宿」がオープンしました。
TR高千穂鉄道はかつて、延岡から高千穂を結ぶローカル線として、
地元住民の通勤・通学の足、また観光用の列車として
長年親しまれてきました。
五ヶ瀬川沿い、そして深い山間を走り、
その車窓風景の美しさは観光客からも人気を集めていました。
実際には経営は苦しく、再三廃線の話も出ましたが、
地元住民たちの熱心な訴えにより、経営を頑張ってきた経緯もありました。
しかし、平成17年の甚大な台風被害により、橋脚が流されたり、
レールが敷かれている盛り土が流失したりしたため、
再建は不可能と判断され、とうとう廃止となってしまいました。
日之影町内には全国でも珍しい駅舎の中に温泉がある
「日之影温泉駅」があり、TR廃止後も温泉駅を経営してきました。
このほど、日之影温泉駅の活用事業として町民が知恵を絞り、
「TR列車の宿」がオープンしたのです。
かつて実際に高千穂線を走っていた電車の車両2両が
4人部屋・2人部屋・1人部屋に改築されました。
出来る限り現役時代の姿を留めたいと、
運転席や荷棚、照明などをそのまま活用しています。
鉄道マニアの方にはたまらない経験かもしれません。
また、行楽で泊まる方にもオススメポイントが。
それは「料金」です。
一人部屋1泊¥3500、2人部屋¥6000、4人部屋¥10000
なんです。
これは素泊まり(食事無し)の料金です。
各部屋にトイレはありますが、お風呂はありません。
駅の温泉を利用します。
日之影町は宮崎県第1号の「森林セラピー基地」の認定を受けており、
地元のガイドさんが森林セラピーロードを案内してくれたりします。
この「列車の宿」オープンを機に、
癒し効果抜群の日之影の森を訪れてみてはいかがですか?
予約・お問い合わせ
ひのかげ列車の宿有限責任者事業組合
TEL 0982-87-2600