宮崎が未曾有の危機に襲われています。
口蹄疫という家畜の伝染病が発生して今日でちょうど1ヶ月。
ここまで恐ろしい悲劇になるとは・・・。
戦後65年、宮崎の畜産に携わる人々は、
ただひたすらおいしいお肉を作ろうと真面目に取り組んで
来ました。
牛を我が子のように慈しみ育て、
共進会の前には人間用のシャンプー・リンスできれいにしてやり、
まさに手塩にかけて育ててきた生産者。
そして、行政やJA、大学も一丸となり、
最先端の技術を開発して、品質アップに努めてきました。
そして、奇跡の種牛、安平号の誕生。
長い歴史と努力が実を結び、
3年前の「和牛能力共進会」で宮崎牛が名実共に「日本一」と
なったのです。
豚に対しても同様です。
宮崎産の豚肉が出荷出来ない事態を受けて、
市場では品薄・価格の上昇などの混乱が起きているそうです。
あらためて、宮崎が畜産県だということを思い知らされます。
昨日、東国原知事が非常事態宣言を発して、本当に大変なことになっている
宮崎県ですが、
心温まる全国・県民からの義援金も寄せられていて、
心強く思う次第です。
また、昨日の宮日新聞には、
一番被害が多く、通学路の封鎖や運動場に出られないなどの
制限を受けている川南町のある小学校で、
殺処分された牛や豚の魂をなぐさめるため、千羽鶴を折っているという
記事が載っていました。
読んで涙が出てきました。
今回の出来事は、あらためて私たちは「他の命をいただいて生かされているんだ」ということを思い知らされます。
牛や豚、その他すべての命は、おいしく食べてあげてこその供養。
これ以上、食べてあげられない牛や豚の命が失われないよう、
一日も早い終息を私も祈ります。
埋設や消毒作業に当たっている作業員の皆様も
もう1ヶ月。
先の見えない辛い作業に、精神的にも肉体的にも
疲労困憊されていることと思います。
どうか、体調を崩されないよう、祈っています。
全国の皆さま、宮崎県ではまだ症状の出ていない牛や豚も
同じ畜舎にいれば殺処分されます。
口蹄疫にかかった肉が市場に出回ることはありません。
正しい知識を知っていただき、どうかこれからも宮崎を応援してください。
文章が大変暗くなり、私らしくない!
ということで、先日Wマキが腕をふるってくれた宮崎牛のくび肉料理を
ご紹介します。
台湾マキ製作・宮崎牛くび肉のタルタル。
生の牛肉を刻んで、やはり刻んだ玉ねぎやケッパーをオリーブオイルやビネガーで味付け、スライスしたパンにのせていただきます。
お店で食べるよりも少し大きめにお肉が刻んであり、
歯ごたえが何とも言えずおいしかった!
私は実はお肉は生で食べるのが一番好きなんです。
ジュエリーまきちゃんがあらかじめことこと煮込んだポトフ。
宮崎牛のだしが出て、お野菜のうまみとからみあって
これまたgood!
ジュエリーまきちゃんはお料理の天才!
お嫁さんにしたいくらいなのです。
これまたジュエリーまきちゃんの作品、
宮崎牛くび肉のラグーソースパスタ。
包丁でたたいてミンチにしてくれました。
珍しいくび肉という部位の実力を思い知らされた一品。
ワインが進みました。
実は、我々「食肉研究部」をたちあげたのです。
珍しいお肉を手に入れたら、それに合うお料理を作って食するという部活です。
今こそ、おにく!
我々は食べるぞ〜!!!