航宙日誌
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がんばれ宮崎

みやざきWEBチャンネル TOP 航宙日誌日々新たなり

ソウルへ行ってきた。
自分の用事を済ませるために、自分の都合で日程を先に押さえて、旅行の手配をした。航空券もホテルも満足していたのだが、いざ、アポを取り始めて、愕然とする。
9月21日から23日が旧暦のお盆で、しかも今年は20日と24日を休めば10連休となるのだ。
何年に一度といった大連休。大手企業や官公庁ほとんどが休み。これには驚いた。スケジュールの空きも格安航空券という事情からも他に変更はできない状況なので、結局行くことに。何人かは休みなのに時間を合わせてくれた。


宮崎発のアシアナは100分かからずにインチョン空港へ到着。途中ユニークな雲をたくさん撮影できた。キャビンアテンダントが気さくに勧めるので、ついつい缶ビールを3本ほど飲んでしまった。


かなり大きいマット

インチョン空港で飛行機を降りるとすぐに防疫マットがある。インチョン空港が開港してからずっと置いてあると記憶している。宮崎の空港もこれくらい大きなマット(しかもジュクジュク)すべきと思うが。

インチョン空港からホテルへのリムジンバスは道路が空いているため快調に走行。早めにホテルに到着。早速、いくつかの目的地に向かおうとしたが、なんとヒルトンホテルのベルが、休みだからタクシーがなかなか来ない、待っててくれとのこと。あらためてお盆のすごさを知る。目的地は3勝2敗で休みが多く、なんと明洞のロッテデパートも休みであった。

工場なども休みなのだろう、空はとてもきれい。

梨泰院の知り合いの店に顔を出したあと、中一会館で焼肉を食べる。同行のTさんもおいしいと言ってくれた。ビール、焼酎、マッコリと続く。その後、24時間スーパーのキムスクラブへ行くがここも開いていない。結局カラオケで歌って踊って終わり。ウイスキーをショットで、牛乳をチェイサーにという、知る人ぞ知る飲み方で、なんとウイスキー4本空けていた。(ボーイとかにも面白がって飲ませるからだが)

翌日は、朝、取引先とのミーティング。午後の別のミーティングまで時間があったのでキムスクラブへ。今日は開いていた。インスタントラーメン、マッコリ、とうがらし、キムチ、などを大量購入。Tさんは生鮮品の陳列状況、品物の種類などを見て楽しんでいた。円高なので、確かに安く感じる。60cmm四方の特大のショッピング袋ほど購入したが、なんと83,000ウオン(6,000円くらい)。

午後、韓国で230店舗以上展開するHolly's CoffeeのLeeさんと会う。宮崎ロータリークラブのメンバーのTさんの紹介。Tさんはケンタッキーフライドチキン(KFC)のトレーナーをやっていて、韓国、ハワイも担当していた。Leeさんは大手商社DOOSANでKFCを立ち上げる職務にあり、Tさんとの交流が深まったようだ。Leeさんはその後独立、最近、このHoly'sとは別にコーヒーとチキンの店を立ち上げたらしい。同じ年であった。得意でない英語でのミーティングは少々疲れたが、満足いく面談だった。
熊本、鹿児島、宮崎の三県の若手経済人で行なっている、南九州経済連絡協議会の行事でソウルを訪問する予定だが、その際に話をいただくこととなった。

その後、目的地をいくつか訪問。その中で清渓川文化館はとてもすばらしかった。清渓川はソウル市内を流れる河川だが、汚染や悪臭、治安の問題から川に蓋をしてしまっていた。その上を高速道路が通り、その両脇には露天商がたくさん並ぶような状態が続いていた。現在の大統領がソウル市長の時代に、決定、実行され、高速道路を壊し、河川を復元したのである。現在は約6kmほどの散歩にもよい美しい河川公園になっている。文化館では清渓川の歴史からどのようなひどい状況だったか、それをどのように復元したかを凝った演出で展示している。4フロアほどの移動しながら見る展示は見ごたえがあった。
ミョンドンがスタート地点になっているが、こちらは昼間はオアシスのように、夜間はライティングされデートスポットになっている。

東大門は卸問屋の乱立する場所だが、ここの野球場跡地と競技場跡地は立派な公園になるらしい。現在工事中である。清渓川文化館に最終残った3つのデザイン案が飾ってある。第二案なんかはすばらしいデザインだった。

久しぶりにミョンドンに出て、買い物をする。そしてしゃぶしゃぶを食べた。しゃぶしゃぶといってもしゃぶしゃぶ鍋というほうがあたっているかもしれない。最後のうどんがうまく、満足。結局またカラオケに行く。日本人のグループが3組いた。知っている韓国人の女性グループが隣にいたのでジョイントして、へたくそな手品を見せた。すると他の日本人客が大喜び。種明かしをしてくれとか教えてくれと、カラオケそっちのけで講習会に。またこれも楽しいかと。

翌朝は7:00のバスで空港へ。あっという間の3日間。帰りのフライトも順調。宮崎に到着し、降りようとすると、なんとD社のK氏がご夫妻で隣の列に乗っていた。ヨーロッパでのバカンスを終えてのトランジットらしい。インチョンはハブ空港なのだ。
税関を通り、外へ出ると、今度は宮崎北ロータリーの面々。同級生でもあるK工務店のK社長がいたので、話しかけると、韓国の姉妹クラブとの交流でこれからソウルへ向かうとのこと。
ソウルは宮崎と近い。交流はどんどん進んでいくと思われる。すべてがうまくいくためには最低限、相手を理解し、対策も講じないといけない。防疫マットは置くべきと思う。

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