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がんばれ宮崎

みやざきWEBチャンネル TOP WEBキャスターの部屋台湾の旅行記第2弾

2日も更新をさぼってしまいました。さあ〜、気合い入れて書きましょう!(結構気力と体力が必要なんです)

前々からやってみたかったのが「淡水クルーズ」です。
台北市の西側を南北に流れている淡水河の河口まで下ると、フェリーが出ていて、絶好の夕陽スポットに行けるんです。
しかし、この日台北市内は夕方から夕立のような土砂降りの雨。夕陽はとても望めないかな〜とは思いつつ、次来たときご案内出来るからと思い、下見がてら行くことにしました。
MRTの終点「淡水」までホテル最寄りの駅から40分くらい。駅からずっとお店が建ち並んでいて、いろいろな食べ物やお土産物が売られています。
平日の夕方でしたが、かなりの人出がありました。
しばらく歩くとフェリーのチケット売り場がありました。
行き先は3カ所くらいあり、私は「漁人碼頭」という一番河口まで行くことにしました。こんな変な表記ですが、いわゆる「フィッシャーマンズワーフ」のことです。
料金は往復100元(約360円)。最終便の夜9時まで、15分おきに出ています。



これが今から乗るフェリーです。満席状態で出発。
チケットを買ってしまってから、「悠遊カード」が使えることに気づきました。残念!
クーラーの効かない蒸し暑い船室で小さな窓から景色を眺めながら、20分ほどで漁人碼頭に到着。
大きな美しい橋が架かっていて、ボードウォークが続いています。「漁人碼頭」という名前からは想像も出来ないほどロマンティックな場所でした。
この時もまだ、頭上には厚い雲に覆われ小雨がぱらついていましたが、
海の向こうに少しだけ雲が晴れているところがあります。
そこに一縷の望みをかけてみることにし、埠頭のすぐ前にあるおしゃれなカフェに入りました。



ここで、台湾で穫れたコーヒーを発見!!!「古抗珈琲」というのがそれです。日本統治時代に日本人が珈琲の木を数本植えたのがきっかけで、ひとつの産業として定着したそうです。前回台湾に行ったとき、空港で見つけて豆を買って帰りましたが、カフェで見たのは初めてです(そういえば、台湾に行ったとき喫茶店に入ること自体が少ないかも)。



台湾珈琲を楽しみながら夕暮れを待ちます。外にいる人たちはまだ傘をさしています。

ふと、窓の外が赤みを帯びました。水平線の上に、真っ赤な夕陽が顔を出したのです!私は店を飛び出し、夕陽を眺めました。



周りに人はたくさんいましたが、とっても静かでした。誰もが言葉少なに、夕陽を見つめていました。

しかし、台湾が私に見せてくれた粋な演出は、これだけではありませんでした。

数枚の写真を撮って、ふと反対側に目をやると・・・・・・ なんと!!!虹が出ているではありませんか!



日本にいるときも、しばらく虹を見ていません。それなのに、雨で夕陽をみることすら諦めていたというのに虹まで見せてくれるなんて・・・。いったい何のご褒美?
嬉しくて嬉しくて、虹を見ながら思わず涙がにじんで来ました。もう、完全に満足です。


陽が沈み、虹が完全に消えるまで、私はずーっと立ったまま、虹と夕陽を交互に眺めていました。そして夜のとばりが降りる頃、再び私に胃袋が空腹を告げていました(笑)。
次はいよいよ夕食編になります。お楽しみに!


*** 2008/07/01 ***

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