韓国へ行くのに、鹿児島空港から出発した。これは、新燃岳噴火の影響ではなく、昔貯めていたノースウエスト航空のマイルが合併によりデルタ航空のマイルとなり、最終的に大韓航空のマイルとしても使えるということがわかったため、韓国出張にそのマイルを利用した。
高速道路は快適であった。途中、灰が確認できた地域もあったが、予定どおりの時間で車は鹿児島空港へ。民間駐車場へ車を預け、国際線ターミナルへ。荷物を預け、チェックインを済ませ、国内線ターミナルへ。頼まれていたカステラを買いに。カステラは宮崎のお菓子の日高で買うつもりであった。うっかり忘れていて、慌てて買いにいったが、ぎりぎり店は閉まっていた。鹿児島空港の売店にはなんとか売ってはいたが、種類はひとつしかなく、果たしておいしいのかどうか。しかたないのでこれを購入。
この鹿児島空港のある売店に、まかない石鹸なるものが売っている。せっけんメーカーの工場で、石鹸をゆでる釜の中にこびりついた石鹸の破片を集めたものらしい。いろいろな色が混ざるので基本的には濁った茶系の色になっているので、見た目はよくない。しかし、もともとは高級石鹸をベースにしているので、使うとこれがなかなかのもの。まとめ買いしてこ3年ほど使っている。
韓国からの帰り、飛行機はほぼ満席。7割は韓国人。鹿児島空港に到着し、入管手続きをすませ、荷物をとりにいったところで驚いた。ゴルフクラブの数が半端ではない。コンベアには続々とゴルフクラブが。飛行機も相当重かっただろう。
そこでふと気がついた。このクラブ、果たして消毒はされているのだろうか。空港側で検疫しなくていいのだろうか。防疫処理は?
飛行機を降りた時に、口蹄疫を意識した消毒マットは無かったように思える。宮崎空港には各ボーディングボードにしっかりと設置してある。また、新聞によれば、ゴルフクラブ、シューズの防疫も徹底するような話を聞いている。
それに比べ、鹿児島空港のなにもない感じは驚いた。
税関を通る時に聞いてみた。あのゴルフクラブは検疫を受けないんですか?あれだけ口蹄疫が蔓延している状況で、きちんと防疫すべきではないの?とたたみかけましたが、それについては農水省ですから、とはぐらかされた。
これが実態とは思いたくないが、隣の宮崎はかなりナーバスになってこれを封じ込めたと思う。比べ、鹿児島は少し寛容過ぎないかと心配になった。入り込めば南九州一円に広がる可能性は大きい。
小生の観察が間違っていることを望みたい。