南九州の最東南端、都井岬。
串間市に属し、太平洋に面する岬です。
青い空、心地よい潮風。自然をとても近くで感じることができる場所です。また、野生の馬(御崎馬)が棲息していることでも有名で、国の天然記念物に指定されています。
御崎馬の他には、都井岬灯台、御崎神社など、見どころいっぱいの都井岬をご紹介します。
御崎馬
御崎馬は長野県の木曽馬や北海道の道産子などとともに日本在来馬と言われているそうです。他の日本在来馬と比較して、御崎馬はとても変わっていて、その管理には人の手がほとんど手が加えられていないそうです。
大人しく、人なつっこい性質で、車で訪れても親馬たちは子馬を連れて次々にその周りに近寄ってきます。近距離で馬を見ることができます。
ただし無責任に馬と接することは事故の原因になるため、禁じられています。観光ルールは絶対に守らなければいけません。温かく見守りましょうね。
写真慣れしてるのかな?? かなりのカメラ目線です・・・。
御崎神社
岬の先端部の断崖に神社があります。
海難除けと縁結びの神として有名な御崎神社です。
上津綿津見神(うわつわだつみのかみ)
中津綿津見神(なかつわだつみのかみ)
底津綿津見神(そこつわだつみのかみ)が祀られているそうです。
付近一帯には3000本余りのソテツの自然林です。
また、参道はやや険しい坂道となっておりますので、女性のヒールは注意が必要でしょう。
絶景
岬の先端部からの絶景です。御崎神社の参道を下り、海側の方に歩いてくるとこの写真のスポットに辿り着きます。
青い空、透き通った海、白い波、断崖。全てが自分と近い距離です。感動します。自然と大声を出したくなるような、そんな気分にもさせてくれます。
波が岬の先端にしぶきを上げ、11月のこの時期でも、まだ暖かい風を運んできていました。潮風はふつう少しべたつくものですが、ここでは心地よい潮風を感じることができました。
観光に来ていた人はほとんどカメラを手にしており、このスポットから撮影をしていました。
記念にここで一枚、お勧めです。
都井岬灯台
岬の標高240mの断崖上に立つ、白色の大型灯台です。「日本の灯台50選」にも選ばれているそうです。
この灯台は一般公開(観覧有料:大人150円、小人20円)されており、上まで登ることができます。灯台上からは太平洋が一望でき、北方向には日南海岸のすばらしい景観を望むことも出来ます。
都井岬は、鵜戸神宮から1時間45分ほどかかります。少し距離があり、宮崎観光に訪れた人の中には、その距離のために敬遠する人もいるかもしれません。しかし、美しい自然にふれあったり、岬の先端に立った時は、言葉ではうまく表現できない感動すら感じます。また違った南国気分を味わえる場所でもあります。ぜひお勧めです。