神話
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がんばれ宮崎

みやざきWEBチャンネル TOP 神話日本書紀 神々の詩

大蛇(おろち)退治・・・
 95   スサノヲ 直ちに     少女(おとめ)をば 
     櫛(くし)に化けさせ     ミズラに挿す
     こうしておいて     スサノヲは
     老翁(おきな)たちに    指示をする
 96   最初に醸(か)んだ     酒を造り
     仮の桟敷(さじき)を     八つ作り
     一つ一つに     酒樽(さかだる) 置き
     それに なみなみ     酒を注(つ)ぐ
 97   こうして準備     整えて
     待つこと暫(しば)し     大蛇(おろち)来る
     大蛇(おろち) の姿     恐ろしい
     頭も 尻尾も     八つあり
 98   目はホオヅキの     赤い色
     背には 松や     柏(かしわ)の木
     八つの丘と     谷 跨(また)ぎ
     ノソリノソリと     這(は)い回る
99 やがて酒樽に   近づいて
 その各々に     頭 入れ
     グビリグビリと     酒を飲み
     酔いに酔って     眠ります
 100 すかさずスサノヲ     剣を抜き
     大蛇をズタズタ     切り殺す
     尾を切るときに     何かしら
     物に当って     刃(は)が欠ける

宝剣現る・・・
 101  不思議に思い    尾を割(さ)いて
      よくよく見れば     剣(つるぎ) 有り
     これぞ いわゆる     「草薙(くさなぎ)の
     剣(つるぎ)」という名の    名刀だ
 102   ある書(ふみ)によれば     元々は
     「天叢雲(あめのむらくもの)   剣(つるぎ)」 と言う
     大蛇の回りに       漂える
     雲があったので     ついた名だ
 103  スサノヲ喜び     申します
     「これは宝の     剣(つるぎ) なり
     私が持つのは    畏(おそ)れ多い
     アマテラス様に     差し上げよう」

解説・・・
基本的には、日本書紀も、古事記と、ほぼ同じストーリーです。

[P.26/39]