神話
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がんばれ宮崎

みやざきWEBチャンネル TOP 神話日本書紀 神々の詩

ここから、いわゆる出雲(いずも)神話が始まります。

スサノヲ出雲へ・・・
 88   こうしてスサノヲ     追放され
     出雲(いずも)の国に     やってきて
     簛(ひ)の川上に     着いた時
     人の泣く声     耳にする
 89   泣き声の方に     近寄ると
     そこに老翁(おきな)と   老婆(おみな)あり
     中に一人の     少女(おとめ) 置き
     いたく悲しみ     泣いている
 90   スサノヲ二人に     尋ねます
     「お前達は     誰なのか
     どうして そんなに     泣いている」
     老翁(おきな)が それに     答えます

八岐大蛇(やまたのおろち)・・・
 91   「私は ここの     国(くに)つ神
     名は脚摩乳(アシナヅチ)     と申します
     妻は手摩乳(テナヅチ)     と申します
     この少女(おとめ)は     我らの子
 92   奇稲田姫(クシイナダヒメ)     と申します
     我らに 八人     娘  いたが
     八岐大蛇(やまたのおろち)     やってきて
     毎年 一人     呑(の)み込んで
 93   最後の一人が     この子です
     今年も大蛇(おろち)が     やってくる
     助ける手だて     ありません
     だから こうして     泣いてます」
 94   スサノヲ そこで     申します
     「ならば少女(おとめ)を     わしにくれ」
     老翁(おきな)が これに     答えます
     「どうぞ あなたに     差し上げよう」

解説・・・
基本的には、日本書紀も、古事記と、ほぼ同じストーリーです。

[P.27/39]