昨日、7月1日は日記に書いたようにボウリングの女子プロの大会「宮崎プロアマオープントーナメント」の最終日でした。
前日までの予選で参加75人から32人までしぼられたプロ(一部アマ)。ベテランの斉藤志乃ぶプロ、時本美津子プロ、若手の人気選手中谷優子プロ、酒井美佳プロなどがまさかの予選落ちでいきなり波乱含みの展開です。
私はこの32人が6ゲームを戦う準決勝ブロックラウンドロビンのリポーターが主な仕事でした。4人にグループ分けし、勝ち3点,引き分け1点というW杯のような勝ち点方式で上位2人が決勝トーナメント進出、つまりここで半分になります。
この組み合わせがどのブロックも話題性が多く、またハイスコアの好ゲームが数々飛び出し、私はあちらこちらへかけずり回り、大忙しでした。
結果、昨年のチャンピオン清水弘子プロ、この大会前哨戦の九州フェスティバルで優勝した中島政江プロ、前週に優勝し、2週連続優勝がかかる谷川章子プロ、エースレーンのオープニングイベントにゲストとして招かれた姫路麗プロなど16人が勝ち残りました。
決勝トーナメントは1回限りの対戦。負けたら終わりのさらに厳しい戦いです。
決勝トーナメント1回戦でなんと優勝候補の清水プロが敗退。姫路麗プロもルーキーの池田美葉プロに敗れ姿を消します。そして、なんとこの池田プロ、このゲームで勢いづいたのか、あれよあれよという間に優勝を果たしてしまったのです!
池田プロは今年のプロテストに合格したばかりでこの宮崎オープンが初ツアー参加でした。
ゲーム前に「緊張していますが、1球1球を大事に投げることだけを心がけて先輩に胸を借りるつもりで挑戦します」と新人らしく謙虚に話していた池田プロ、多くのプレッシャーをはねのけての見事な勝利でした。
ボウリングは相手とのかけひきはあるものの、最初から最後まで自分との戦いです。
集中力を最後まで切らさずに自分のプレーが出来た選手が勝つのです。そういう意味では、負けた後に素直に対戦相手に「あっぱれ」と喝采を送れる数少ないスポーツだと思います。もちろん、その後には自分を責めたり、後悔したり、悔しい思いをしたりもするでしょう。それがまた、その選手を育てる糧にもなるんですね。
はじめはろくにスコアも読めなかった私ですが、3年間この大会とかかわってきて、ボウリングの新たな魅力に目覚めました。
3回目を数える宮崎プロアマオープントーナメント、今年もたくさんのドラマが生まれました。この大会の模様は7月の第2週の土曜日から3週に渡ってスカイAのチャンネルでオンエアされます。
詳しい放送日時は6月30日の日記をご覧ください。
女子プロボウラーの皆さん、本当にお疲れさまでした。