今私が取り組んでいる農業関係の番組取材で、先日「佐土原ナス」のビニールハウスに行きました。
「佐土原ナス」は宮崎の伝統野菜。長なすの一種で、肉質が柔らかくて種が少なく、焼きナスとしては最高の品質であると言われています。古くは宮崎県はもちろん、露地栽培の重要な品種として九州各地で作られていたそうですが、新しい品種のナスにその座を奪われ、食卓から一時姿を消しました。でも、「先人が守り続けた味を絶やしたくない」という生産者の皆さんの思いから数年前から復活させ、徐々に作付け面積が増えて来ています。
私は去年初めて佐土原ナスを食したんですが、その甘さと、ねっとりとした肉質の何とも言えない柔らかさに驚き、佐土原ナスのとりことなってしまいました。初めてなっているところを見ました。花も薄紫色のとても可憐な花でした。皆さんもお店などで佐土原ナスを見かけたら、迷わずお試しになることをオススメします。