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がんばれ宮崎

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昨日は午前中の便で東京から帰って来て、夕方のパーティーの司会の仕事というちょっとハードなスケジュールでした。
昨日のパーティー。それは、去年鳥取県で行なわれた「第9回全国和牛共進会」で、宮崎牛がチャンピオンになったその祝賀の会でした。
全国和牛共進会は5年に1度行なわれる「和牛のオリンピック」で、今回は全国38道府県から出品がありました。9つの部門、例えば種牛(しゅぎゅうと読みます)、肉牛、母体になる雌牛など、9つの部門があり、宮崎牛はなんとその7部門で主席を獲得。さらに特別賞までも宮崎牛がほぼ独占してしまったのです。惜しくも主席を逃した牛もすべて2席・3席には入賞しており、名実ともに宮崎牛が日本一であることが証明されたわけです。

5年前に開催された同じ共進会では宮崎牛は最高2席だったそうです。それから5年間、とにかく主席を取ろうと生産者や関係者が一致団結して、えさの改良をしたり牛舎の環境を整えたり、交配を工夫したり、そして我が子よりも手をかけ愛情をかけて出品牛を育ててきたそうです。審査のポイントとしては、発育の良さや出産に適した骨格や体型をしているか、MRIのような体内を見られる映像での脂肪ののり具合など。出品者は牛に人間用のシャンプーとリンスをしてあげて共進会に臨みました。

パーティー会場では共進会のもようが映像で流されました。成績発表の場面ではほとんどの部門の主席に「宮崎牛」の名前が読み上げられます。出品者の皆さんがお互い肩を抱き合って喜び、感激の涙を流す場面が写し出されました。宮崎人としては鼻高々、本当に胸のすく思いがしました。
実際に会場に行かれた方に聞いてみると「出品牛を見た瞬間、今年は宮崎牛が優勝だね」「宮崎牛に負けるのはしようがないね」という各県の代表の反応だったそうです。特別賞も当然のように宮崎牛が選ばれたのです。

9部門中7部門という独占状態で1つの産地牛が優勝をしたことは初めてだそうです。
出品者の皆さんはこの結果に満足することなく、5年後の共進会では9部門すべて主席を獲得する完全優勝に意欲を燃やしています。まだ誰も達成したことのない偉業へ向けてますます頑張って欲しいものです。



高千穂佐藤さんの日本一牛「ふくみつ」号
さすが立派な風格です


  1. 高瀬久男 さんのコメント:

    祝賀会進行の大役お疲れ様でした。
    おかげさまでとてもよい祝賀会になったと思います。
    翌朝所用である出品者の牧場を訪ねましたが、家族皆さんで牛の世話に精を出しておられ、その姿に頭の下がる思いがいたしました。
    和牛王国「みやざき」は、そのような生産者さん達の熱い想いに支えられているのだと思います。
    これからも宮崎牛の応援方よろしくお願い申し上げます。
    吉田さんも宮崎牛に負けないぐらい頑張ってくださいね!応援しています!

  2. aimi さんのコメント:

    高瀬さま

    コメントありがとうございます。
    にっきを読んで下さったのですね!

    東京、そしてこの祝賀会と、両方でお世話になりました。
    お互いハードスケジュールでしたけど、特にこの祝賀会は
    皆さんが本当に満足そうな表情で、勝利の美酒に酔ってらっしゃるのを見て
    疲れが吹き飛びましたよね。

    それにしても、翌日からすでに仕事に全力投球されている
    出品者の方はすごいですね。
    畜産農家だけではありません。
    野菜や果物、花を作っている生産者の方も
    同じような情熱を持ってお仕事に当たられているのでしょう。

    ここ数年、情熱宮崎フェアで全国を回り、
    生産者の皆さんとともに販売促進イベントをさせていただいていますが、
    みやざきのものを食べている限り安全で安心だという確信を
    得ています。
    だからこそ、今回宮崎牛が全国一になって、私はとても嬉しいのです。

    微力ですが、高瀬さんのご期待に応えられるよう、
    私も頑張ります。
    次のフェアもよろしくお願いいたします。

  3. hisao さんのコメント:

    コメントありがとうございます。
    aimiさんに宮崎牛日本一を喜んでいただき、私も大変嬉しいです。

    さてさて、宮崎牛は当地宮崎を代表する農産物なんですが、
    仰るように、宮崎には他の農産物にも素晴らしいものがたくさんあり、
    今後いろいろなものにスポットが当たっていくとよいなぁと思っています。

    私は1年ほど前に東京から宮崎に引っ越してきたのですが、
    宮崎は食材が美味しい。で、当地の人たちはもう慣れっこになっているのか、
    自分たちが美味しいものを作っている、食べていることに
    感動が薄くなっているような気がします。
    その辺りに東国原知事が仰るところの「宮崎のポテンシャル」が潜んでいるのではないでしょうか。

    例えば、先日の品川のフェアで販売されていた「空飛ぶ新玉ネギ」、
    品川に住む兄夫婦には大好評でした。

    どうぞ、aimiさんのお力で、これからもいろいろな食材にスポットを
    当てていただければと思います。よろしくお願いいたします。
    それではまた。

    追伸:コメントは初めてで、勝手がよくわかっていなかったのですが、
    皆さんお名前はハンドルネームなんですね。これからはそうします。

  4. aimi さんのコメント:

    hisaoさま

    またまたコメントありがとうございます。

    さっそく今日のにっきでピーマンにスポットを当ててみました!

    hisaoさまのように宮崎以外のところから移り住んで来られた方の
    ご意見はとても大切だと思います。
    おっしゃるとおり、あることが当たり前になっていますから、
    物事を客観的に評価することが出来ないのです。

    先日、品川プリンスでの宮崎の夕べというイベントで
    JA宮崎経済連の羽田会長がおっしゃったことにとても感銘を受けました。

    「宮崎人は日向ボケと良く言われる。あまり良い意味では使われないのだが、
    おいしい農畜産物を作るには、牛などの家畜、そして野菜・果物に
    ストレスを与えない環境づくりが一番で、
    宮崎人の気質はものすごく農業に向いてるのではないでしょうか」。

    まったくその通り。
    家畜にも、野菜にも、果物にも、のんびりと愛情をかけることができる
    宮崎人は、きっと訪れる人にものんびりとした優しさで
    包んであげることができるのではないでしょうか。

    私は、そこが宮崎のポテンシャルだと信じています。