久しぶりにDVDを借りてきて映画を見ました。前々から見たいと思っていた群ようこ原作
『かもめ食堂』です。なぜかフィンランドのヘルシンキで小林聡美扮する日本人の独身女性が食堂を開く、というものです。その小さな食堂を舞台にセンセーショナルでもない日常を描いているんだけど、節目節目に小さな事件が起こって、だんだん登場人物が増えて行くので、飽きさせません。またところどころにフィンランドの美しい自然の風景なども出てきたりして、見た後とてもさわやかな心地になる映画でした。
これから見ようと思っている方にネタバレするといけないのでこれ以上は書きませんが、
物語の全体のトーンがすごくゆったりとしていて、心があったかになり癒される感じ。とても気に入りました。
フィンランドが舞台の映画といえば、もうひとつ私のツボだったのが『ヘイフラワーとキルトシュー』。小学校に上がる前の2人のかわいい姉妹と家族の物語です。今度小学校に上がるヘイフラワーはとてもおりこうさんの長女。妹のキルトシューはいかにも末っ子のわがままお嬢さん。頼りない両親に代わってヘイフラワーはそんな妹の面倒を健気に良くみています。ヘイフラワーの悩みは「私が学校に行ったらキルトシューの誰が面倒を見るの?」ということ。1人で小さな胸を痛めているというのに家族はみんなマイペース。そしてついに・・・というあらすじ。もうこの2人の女の子がかわいくてかわいくて、周りの大人たちもぼーっとしていて罪が無くて、何よりフィンランドの美しい自然とインテリアや衣装の色づかいがとてもポップでかわいらしく、ぎゅっと心をわしづかみにされてしまいました。さすが、ムーミンを生んだ国です。かわいい映画作らせたら世界一かもしれません。昨日TSUTAYAの190円セールで4本映画を借りてきたので今週はせっせと見ようと思っています。