2008年6月7日(土)、都城市高崎町、東霧島(つまきりしま)神社で恒例の「お田植え祭」が行われました。
あいにくの小雨が降る天気でしたが、会場には多くの人が訪れていました。
平成元年に復活したこの行事は、東霧島神社の氏子さんや地域の方、小学生などのボランティアで行われており、神社の中にある田んぼで古式にのっとって行われます。
まず、神事が行われた後、お田植えに参加した男子の植え子さんがクワで
田を起こし、道具を使って田を均(なら)しました。
そのあと、早乙女が田んぼの前に勢ぞろい。
神主さんの威勢の良い掛け声によって田んぼに赤米の苗が投げ込まれます。
田植え前に、縄瀬保育所の子供たちによるお祝いの踊りが行われました。
曲に合わせてかわいい仕草で踊る様子に、会場中から微笑ましい拍手が起
こっていました。
さー、いよいよ田植えです。早乙女と植え子の男の子たちが田んぼに入ります。
「きゃー、冷たい」、と歓声をあげ田んぼの中に足を入れました。
それぞれ一掴みほどの苗のかたまりを片手に持って、手植え開始です。
横一直線に張られた印の付いた紐にあわせて丁寧に植えていきます。
紐の引張りがちょっと曲がっていたのか、一直線とは行きませが、
子供たちは楽しそうに植えていました。
中には大きな苗を植えて、見物の人から「多いよ」、「もっと、まっすぐ植えて」
・・などと声をかけられていました。
一時間ほどで田んぼ一面のみどりとなりました。
私は今年初めて見に行きましたが、子供も大人も懐かしさを感じさせる
古式ゆかしい行事ですね。
田植えのいわれや方法を知るにはいいお祭りです。
今後も地元の宝物として残していって欲しいものです。