航宙日誌
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がんばれ宮崎

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食肉の安全に関わる風評被害を心配して、報道規制といううわさがある。しかし、前回発生の10年前はBSEなどもありそのような心配があったのだが、今回はそれとはレベルが違う。

遠い九州の宮崎という田舎で部分的に発生した疫病くらいの感覚なのか。相当な人と労力でなんとか範囲を大きく広げないようにがんばっているのが現状である。
これも限界に近づいている。消毒薬も、殺処分するための薬も、埋める場所も、そういった作業をする人も足りないとの現場からの情報。

政府はやることはやっているとしきりに喧伝するが、現場の声は真逆のものばかりだ。
twitterで口蹄疫と検索してもらえば現場の声を見つけて訴えている多くのツイートを目にすることができる。
このブログもそうだ。
http://green.ap.teacup.com/mutuo/183.html

涙が出て止まらない。
気の毒である。可愛そうである。そして自分には直接には、なにもできない。
ある養豚農家の息子さん、ブログで、発生してかえって父親はほっとしたという。見えないウイルスに防御を続ける労力に疲れていたからというようなニュアンスだった。
こんな心理状態になるなんて、相当追い詰められているのだ。

民主党は谷亮子を選挙に出すという。民主とは選挙しか眼中にないのか。今は選挙どころじゃないのだ。このままでは宮崎から南九州、そして飛び火すれば全国に広がり、畜産業は壊滅状態になる。宮崎の農業の半分以上は畜産の出荷高。全国でも相当な割合におよぶ。
イギリスでは口蹄疫の対策遅れで600万とも700万ともいわれる牛が殺処分されている。
ショッキングな画像が多いが、下記にその情報がある。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100507_foot_and_mouth_disease/

友人の建設会社はボランティアで埋却処分を手伝っているが、動物をこれだけ大量に殺し埋めるというのは本当にやりきれないという。
手塩にかけて育てた牛や豚、いずれ食用に供されるため、屠殺されるのが運命としても、病気でもない牛も豚も含めて殺処分するむなしさ。割り切れないというかつらい。
これだけの状況をマスコミを抑えてまでごまかそうとする政府って前代未聞ではないか。