夕方5時から町内の幼稚園・保育園の子どもたちによる盆踊りや和太鼓の演奏、マーチングやエイサーの披露などで幕開けしたこのお祭り、お父さん・お母さんたちが異様な熱気です。右手にデジカメ、左手にビデオを回す強者パパも登場。
また、飛び入りで高原町出身のボクシングフライ級日本チャンピオン吉田健司さんがチャンピオンベルトを持って会場に遊びに来てくれました。現在吉田選手と都城の湯場選手の2選手が宮崎県出身なんです。すごいことですよね。吉田選手の鍛えた筋肉、思わず触らせていただきましたが、しなやかでとってもきれいでした。
陽もとっぷりと暮れた後は『トニーガッピー＆フレンズ with ウーピン』のライブが行なわれました。トリニダード・トバゴ出身のスチールドラム奏者と宮崎県実力トップクラスのピアニスト・ベーシストの方のカリビアンバンドとウーピンさんというこれまた渋い声をお持ちの宮崎県出身のボーカリストとのコラボレーションでした。南米のスチールドラムという楽器で『リンゴ追分』を演奏するなどなんとも不思議な世界でした。ウーピンさんは私の高校の先輩で、当時メジャーデビューをして活躍されているとあこがれの先輩だったのです。今日生の歌声を聞くことが出来て本当に幸せでした。
まつりのしめくくりは3000発の花火です。打ち上げの会場の上空には視界に入る物が何ひとつ無くて、まるでプラネタリウムのようにまあるい空に花火が咲くのです。それはそれはきれいでした。
ところで、高原という町にはとても良い思い出があります。私がまだNHKのキャスターになりたての頃、NHKのアマチュアビデオクラブメンバーで高原町在住の野村さんというご夫妻が私のことをとてもかわいがってくださっていたのです。高原と聞く度に野村さんのことを思い出していたものです。私はフリーになって初めて高原のイベントで司会をさせてもらったので、今日は「野村さん、会場にいらしたら声かけてください！」と呼びかけるつもりでした。そしたら、イベントが始まってほどなく、ステージ袖に野村さんご夫妻が現れたのです！おふたりともとてもお元気そうで、ご主人はひとまわり貫禄をつけていらっしゃいました。奥様は全くかわらず穏やかな笑顔でNHK時代の思い出を語って下さいました。テレビに出ている私を見てはいつも応援して下さっていたそうです。またまた、高原は私にとって思い出深い場所になりました。また近いうちにお会いしたいです。どうぞお元気で！
