夏休みを宮崎で過ごしていた東京の甥っ子が今日帰って行きました。
9日間毎日一緒に過ごしていたので、私にとてもなついてくれて、
「もしかしたら帰りたくないって泣くかもな」と心配していたんですが、
彼はただママに会えるのが嬉しくて嬉々とした足取りで帰って行きました。よく考えたら私が預かって帰って来たときも「ママ、バイバイ」とあっさりしたものでしたから、たった数日お母さんがわりを務めたからって泣かれるのを期待するなんて甘すぎました。
私はすっごく寂しくなっちゃいましたけど。

その後、もうひとつお別れがありました。私の幼なじみの親友が、ご主人の仕事の関係でパリに移ることになったのです。今夜は親しい仕事仲間が集まって、送別会が開かれました。
彼女のご主人の仕事は剣道の道具の販売です。ヨーロッパでは騎士道に通じる剣道が大変盛んだそうで、本格的にヨーロッパに剣道を広めることになりました。今日は話題の大半が剣道のことでした。彼は「剣道の技だけを教えるのではなく、日本の長い歴史が育んだ価値観や日本のこころも一緒に伝えたい」という夢を持ってヨーロッパに渡るのです。とても素晴らしいことだと思います。

幼い頃からお互いを知っている彼女とわたし、小学校・中学校・高校までずっと同じで、学生時代の教育実習まで一緒でした。卒業後は別々の道を歩んだけど、いつしか同じ業界で仕事をするようになっていました。なんでも話し合えるかけがえのない存在で深い縁を感じています。

えりちゃん、何度目かの人生の転機ですね。体があまり丈夫じゃないので体調だけはしっかり管理して、パリでも幸せに過ごしてください。仕事がうまく軌道に乗ることを祈っています。