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がんばれ宮崎

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月が変わったというのに、しつこく私の誕生会を開いてもらいました。
メンバーは台湾に行ったまきちゃんとカーブスの店長いなもっちゃんです。

会場は活魚料理で有名な福重。お料理のスタートはいきなり「春を呼ぶシロウオ」です!
シロウオは「白魚のような手」のシラウオではなく、宮崎県の五十鈴川などの県北部で捕れるハゼ科の小さな魚で、体は透明で、茶色い模様があります。NHKにいた頃一度取材に行きましたが、ちょうど今頃しかとれない魚です。体が透明なので、シロウオの群れが通りそうな川底に白いお皿を沈めてその上を通ったときに漁師さんが網でパッと掬うのです。



シロウオは生きたまま躍り食いをします。ポン酢に入れてお箸でつまむとパタパタ暴れて顔にポン酢が飛びます。「胃酸でじわじわ溶かすのはかわいそうだからね」なんて言いながらひと思いに噛んであげながらおいしくいただきました。まきちゃんと私は何でも食べる方なので平気ですが、いなもっちゃんは肉も苦手、魚も生ではダメなので心配していました。



ところが「おいしーい!」と言っておかわりして食べてくれたのでとても嬉しかったです。
写真は顔が半分しか写っていませんが、彼女は今週の求人雑誌の表紙のカバーガールをつとめているので宮崎の方はチェックしてみて下さい!

続いて私の大好きなカワハギの薄造りが出てきました。
マスターの包丁さばきの見事なこと!



まきちゃん曰く「マスターの薄造りは新聞が読める」んだそうです。もちろん肝も一緒に、もう充分堪能させてもらいました。

もうひとつ、福重の看板料理「トコブシのバター焼き」。



残酷なようですが、地どれの生きたトコブシを目の前で七輪で焼き、仕上げにバターを一かけ載せます。新鮮な磯の香りが鼻孔の奥に抜け、たまらないおいしさです。

しかし考えてみれば今夜どれだけの殺生をしてしまったのでしょうか!
罪深い私たち。心を込めていただきます・・・。合掌。